2017年2月11日土曜日

パーソナル編集長12を軽くいらってみる。

パソ編は、9体験版以来です。このソフトにお世話になる日が来るかなぁ? と思いながら、とりあえずはどんなソフトかな? と知るために体験版を触ってみるわけですが。

まだ軽くしかいらっていませんが、多分12も9とほとんど変わらないでしょう。ただ、Win10に正式対応しているというだけで。


 Jワードは大嫌いです。昔、これがいつの間にかPCに入って、削除するのにものすごく苦労した覚えがあります。これを入れることは激しくお勧めしませんし、さりげに入れさせようとする、こういうやり方も大嫌いです。


インスコ完了。まず最初にすることは、文字の大きさの単位をミリにすること。ポイントという単位(1ポイント=0.3528ミリ)は一般的ではなく計算しにくいですし、Q数はなぜか妙な誤差が出ます。15級って指定したのに、次に開いたら15.1級となったりと、この辺の挙動が意味不明で気持ち悪いので、小数点以下第2位まで指定できるミリが一番使いやすいのではないかと思います。15級の文字を指定したければ、3.75ミリとすればいいわけです。


ウチのレシートプリンタですと、幅80ミリ×長さ297ミリ(A4縦)で体裁を作ればOKです。印字幅は72ミリ(576ドット)なので、12級(3ミリ)×24文字ですね。レシートプリンタは203dpi(1インチに203ドット;1ミリにちょうど8ドット)なので、機械の基準がインチではなくミリです。ねー、アメリカしか使っていないようなインチやポイントという単位よりも、世界標準のミリの方がしっくりきますよね。 なので、1級(0.25ミリ)=2ドットです。12級ということは、24ドットの文字です。


印字。基本的に、ワープロソフトやDTPソフトなどの体験版は、いらないウォーターマークが付きます。なので、印字するとこうなるわけですね。それでも、ソフトの操作を覚えたり、ソフトを試したりする分には使えますので、これで色々と試してみて、気に入ったら買えばいいというわけですね。



パーソナル編集長はDTPソフトですので、 きっちりとした印刷物を作るためのものです。特に、本を作る際にはワードや一太郎よりも威力を発揮します。ワードは論外、一太郎もワードに比べたら100万倍マシですが、微妙に字が揃わなかったりと、細かい点で色々と不満を持っている部分が16年経っても直っていないという状況で、一太郎で自分は本を作りたいとは思いません。そのあたりの組版精度は、富士通OASYSの方をはるかに信用しています。が、OASYSを使っている人は少ないでしょうな。これのシンプルかつ実直な機能は自分には合っていますが、いかんせんマイナーなソフトです。パソ編だと、ちゃんと版面を計算すれば文字は揃います。ホントは、書式設定をインデザみたいにもっと直感的にやりたいですけどね。

本気で本を作りたいなら、インデザやエディカラーを使います。が、今のインデザは月ぎめ契約のみでさらに高価になり、 エディカラーは開発とサポートが終了した過去のソフトになりました。そこで、パソ編という選択肢を取る日が来るのか? といったところですが、今はあまりきちんとした文書を印刷することが少なくなり、自分の印刷用途はもっぱらメモと付箋です。なので、レシートプリンタと付箋プリンタです。そうなると、DTPソフトはおろかワープロソフトすらいらなく、テキストエディタで十分という状況に。しかし、文書を印刷する用途が完全に0になるか? と言われれば、多分ならないと思います。プリンタはコンビニで間に合わせて、自分では所持しない…という未来になるかも知れませんが、いざという時にちゃんとした文書が作れるソフトがないと困ります。そのあたりをどう考えるかでしょうね。

一太郎やエディカラーがepub出力などを強化してきたことは、自分としては非常に評価しています。実際、作成した文書をコボグローで表示することができるので、 とても便利です。テキストエディタで作ったものをepubに変換するフリーウェアもありますが、文書作成ソフトでできると楽ですよね。紙の出力にこだわらない時代、今後どうなるでしょうね。

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