2017年9月27日水曜日

昔のワープロ専用機には、英文ワープロ機能がついていた。

前にも書いたかな、これ?φ(。。?

ワープロ専用機では、大昔から英文機能がありました。これは、タイプライターと同じ字送り・行送りで文書を作成することができる機能で、言うならば英文タイプライターの代わりとして使う機能でした。これは今使っている大昔の東芝Rupoにもありますし、最初に買ったワープロである松下キングコング・FS-4000にもありました。昔のパソコン用のプリンタなんかでも、リストを打ち出すと、恐らくこれまた英文タイプの字送り・行送りで印刷されるものが多かったんじゃないかなぁと思います。

そりぁまぁ、海外はタイプライター文化ですからね、同じように使える機械だと便利でしょう。で、ワープロで英文を打つ利点は、日本語で打つのと同じですよね。文書を修正できたり、保存できたり、推敲・校正してから印字できたり。あと、ワードラッピングも自動なので、何も考えずに文章をダーッと打ち続ければいいとか。それに、スペースを調整して文字の右端を揃えてくれる機能なんかもありました。英文タイプライターは12ポイントの活字で、パイカが1インチに10文字(字送り7.2ポイント)、エリートが1インチに12文字(字送り6ポイント)です。タイプライターの体裁である、12ポイントの文字で18ポイントの行送りはイラストレーターのデフォルトですね。

そもそも、東芝Rupoや富士通OASYSの日本語の基本体裁は、英文タイプライターの行送りだったりします。つまり、18ポイント(約6.32ミリ)送り。この送りで、10.5ポイントやら10.8ポイントやらの文字ということで、行間は67%~71%といったあたりになります。

ちなみに、10.5ポイントの文字は、A4用紙のビジネス文書に適した大きさです。B5の用紙に日本語10.5ポイント(15Q)の活字は大きいと思います。多分、9ポイント(13Q)が一番見慣れた大きさじゃないかと思います。世に溢れている本でよく使われる文字の大きさですから。インデザインでは、13Qがデフォルトの大きさですし。自分が普段打ち出すレシートプリンタの文字送りも13Q(3.25ミリ、24ドットいっぱいの文字に2ドット空き)です。ただ、ワープロ専用機のあった昔は「原稿を大きく作って縮小することで、きれいな版下を作る」ということを良くおこなっていましたので、とりあえずA4で版下を作成して、それを縮小…みたいな感じでB5などの印刷物を作ると。A4で10.5ポイントのものをB5に縮小すると、だいたいきれいに9ポイントになります。漫画だって、B4の大きな紙に描いたものを縮小しますからね、今の作画はデジタルが主流でしょうからピンとこない人もいるかも知れませんが。

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話はそれましたが、この「英文機能がある」ことで、「日本語の文字ってなんて不便なんだろう、アルファベットで文章を書ければ楽なのに」なんて考えちゃいます。でも、日本語をローマ字で書くと、文章を書けなくは無いですが、分かち書きをしてもちと読みにくいです。これならば、仮名で書く方がはるかにマシです。ウチに仮名タイプありますし。ということで、文字(特に漢字)について色々と考えさせられます。

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