2019年2月4日月曜日

0204;昔の同人誌の、ワープロ印字に萌える。

袋井さんのU-1というのは、パナソニックU-1 PRO IIのことで、JISの24ドットの印字でしょう。
 

大昔の同人誌を読んでいました。漫画でも小説でも、本を作るってすごいと思います。自分の頭にあるものを形にするのには、多大な労力がいります。今なら、本にしなくても画像なりテキストなりでネットにあげることで作品を作れますが、当時は本にするより発表方法がありませんでした。で、文字もワープロ専用機を使っているならまだいい方で、小説なんかでも手書きでありました。タイプライターや写植は稀でした。

手探りで本の形にしようとする空気感と言いますか、アナログならではの作りもいいものです。今はPCでほぼ全ての作業ができ、それに伴って絵のレベルが飛躍的に上がりました。いい時代になりましたが、書き手も爆発的に増え、いかにして注目させるかが難しくなったともいえます。

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大昔の同人誌を調べている理由として、「昔のワープロの文字を懐かしみたい」というところがあったりします。昔のワープロ専用機の文字って、もうロストテクノロジーです。ワープロ専用機自体もそうですね。こういうものを研究しようという人が誰もいません。で、忘れ去られています。

でも、その時代を生きた人間からすれば、懐かしいのと同時に、もったいなさを感じます。今だと、そうしたドット文字はレシートプリンタとかで残ってはいますが、各メーカーが作っていた独特の文字というものにはある種の味わいがありました。

で、自分が見ている同人誌のワープロ印字は、87年(昭和61年)8月あたりから89年(平成元年)あたりまで使われていて、機種名は多分「NEC文豪mini5E」というもの。ですが、wikiにちょっと記載があっただけで、ネットで調べても全然出てきません。ヤフオクでも1台も出品されていません。ヤフオクのワープロカテゴリでは、あまり印字したものの写真を出してくれないので、文字フォントを調べにくいところもあるのですが、とにかく消えゆく技術・消えゆく機械であることを感じます。

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