2019年2月13日水曜日

0213;当時は専用の組版システムが色々とありましたものね。

一太郎2019発売。しかし、今回全く食指が動かず、触手も動かず。

ひょんとしたところから埼玉県にある玄和書道会というところを知り、そこのHPを見てみると、お手本のPDFがあるので、それのプロパティを見てみたら(こういうのをチェックするんですね、私って)、作成ソフトが「MOTOYA PROX ELWIN XV」。これはWindows用のモトヤの専用組版システム?(・・? ということで、色々調べてみると、あぁそうなのねと。

ちなみにお手本PDF、2010年4月は使用フォントはモトヤだけれどMac OS 10.5.8 Quartz PDFContextというソフト(というかOS)でPDF化し、組版ソフトは不明。で、5月から8月まではWinに環境が移るも組版ソフトは不明。で、2010年9月から最新の2019年2月まで、MOTOYA PROX ELWIN XVで組まれてあります(全部の月を確認したわけではありませんが、恐らくそうでしょう)。

MOTOYA PROX ELWIN XVについて調べてみると、愛用していた人にとってはかけがえのないソフトだったと。何でもそうですよね、PCは望まないOSのバージョンアップで古いソフトや周辺機器が切り捨てられていってしまいます。そうすると、とても困るのです。私でも、富士通OASYSとかエディカラーとかを今でも使っています。ある意味、DTP難民です。OASYSでは最新版を買うとWin10にも対応していますが、設計思想が古く、今買うソフトでもありません。で、エディカラーも既に販売とサポートを終了してしまった過去のソフトになりました。

富士通OASYSはワープロ専用機から、そして住友金属エディカラーはバージョン1から知っています。エディカラーは本格的に触ったのはバージョン6からでしたが、バージョン1の講習を当時受けました。そんな付き合いのソフトです。富士通OASYSは大昔のワープロ誕生から最終機までフォントが一貫してモトヤでした。あと、同じく富士通のDTP専用機であるIPSも同様にモトヤでした。フォントを1書体追加するのに30万円とかいう時代でした。ただ、ワープロ専用機のOASYSはモトヤ細明朝体でしたが、富士通IPSはモトヤ中明朝体でした。細かいですが、違います。

ちなみに、過去の2ちゃんのスレを見ると、PROX ELWINも富士通製と書かれていました。なら、IPSとかと同じ感じ?(・・? 文字もモトヤつながりだし。IPSは、多分ですが文字をベタよりも勝手に詰める組版はしなかったような覚えが。ただ、どのように設定しても行頭に拗促音や「ー」なんかも絶対に行かない挙動でした。

今現在、簡単に文章を組もうと思えば一太郎やパーソナル編集長などはあります。しかし、一太郎はかっちりとしたものを作ろうと思うと、もにょっとなります。あのソフトは細かい点でかなりアバウトです。で、パソ編はOpenTypeや游書体などに弱く、縦組みもやや貧弱です。満足はいきません。そうなると、未だに「OASYSの方が信頼できる」という状況に。今の一太郎は図体がでかすぎるので、64ビット用として一から軽量な物を作り直してもいいんじゃないかという気もします。

DTPにしても、インデザインは現役です。しかし月額制で、値段が高いです。そうなると、使えるうちは昔買った古いインデザでいいやとなってしまいます。

簡単な文章を出すだけなら、手元にあるワード2013とかリブレオフィスとかでもいいのですよ。しかし、こだわると「ここは譲れない」という部分が出てきます。そこを満足させてくれるソフトは、使えなくなると非常に困ります。妥協できないのですよね。あと、慣れの問題と。なので、使い慣れた良いソフトを末永く使いたいという気持ちは、とても良く分かるのです。その方が、間違いのないものを手早く作れますから。

とにかく、同じ物を長く使えないほどコロコロと変わるのは困ります。文字フォントにしても、Win95時代からフォントを買って親しんできたリョービが印刷事業(と釣り具)を止めるなんて夢にも思いませんでしたから。

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