2015年10月8日木曜日

0371_昔の24ドットプリンタの文字を眺める。


大昔の24ドットのビットマップフォントを搭載したプリンタ・ワープロには、180dpiのものと160dpiのものがありました。180dpiのものは 文字が24ドットいっぱいいっぱいにデザインされていて、字間を空けて印字するのが普通でした。それに対して160dpiのものは字面22ドットの範囲内 に文字がデザインされていて、ベタ(字間0)で打つことでちょうどキレイに見えるように文字が設計されていました。

そもそもワープロの歴史は東芝(180dpi)から始まっていますが、「やっぱり文字はベタで組まないと気が済まない」という写植的な考えの人がいたのでしょうね、きっと。なので、160dpiの機械も生まれたと。

48ドットプリンタも、同様の考えのもとに360dpiのものと320dpiのものがありました。


私は、こういう文字・活字を眺めているだけで楽しめます。ボーッとできます。でも昔のワープロフォントは時代に埋もれてしまい、もう見ることができなくなりました。もったいないですよね。誰かこういうワープロ・プリンタまわりをまとめてサイトを作ってくれないかな? と思っていましたが、印字・文字そのものにはあまり興味がないのかな? そんなサイトはついぞ現れず。オークションなどでワープロが出品されていても、印字サンプルを打ってくれている人は少ないですよね。文字を打つ機械なので、やっぱり印字が見てみたいなと思うのですが、もう古い機械なのでジャンクだったり分からなかったりするのでしょう。

最近ではレシートプリンタにも24ドットフォントが採用されていて、レシートの文字をチェックするのも面白いですね。ゴシックあり、丸ゴシックあり、明朝ありとレシートの機械ごとに特徴があります。