確かに、今の日本製は昔のフランス製に比べて色が薄いです。しかし、キチンと力を乗せて塗れば、ちゃんと色は乗ります。画材として売られている高級な色鉛筆だと、もっと弱い力でヌルヌルと濃く塗れますが、なかなかどうしてクーピーとて侮れません。何より安くて入手しやすいので、とても有り難いのです。
クーピーは、普通の色鉛筆とはちょっと違いますよね。これで細かいところを塗るという使い方は基本的にはしません。なので、削りません。削るのが勿体ないですし。
クーピーは、やはり折れます。何本か折りました。というわけで、塗るときはこうですね。先の方を持ちます。
細かいところは、三菱やトンボなど、JIS規格の色鉛筆と併用します。JISは色味が決められていますので、同じ名前の色であれば、多少の違いはあれど、そう大きくは違いません。
基本的に色鉛筆のメーカーは 混ぜて使いません。プリズマカラーならプリズマのみで、ファーバーカステルならポリクロモスとアルブレヒトデューラーのみで、カランダッシュならパブロとスプラカラー、ルミナンスのみで…という使い方になります。が、日本の学童用は混ぜて使います。自分としては「JISの色鉛筆」という、まとまったカテゴリと思っています。
なもので、広いところはクーピーで、そして細かいところは三菱やトンボに任せればいいですね。要は、使いやすいように使えば、威力を発揮するわけです。