昔ブログに書いていましたが、消しちゃいましたので、改めて。もう、完全にロストテクノロジーであります。今現在、このような処理を見ることはありません。ワープロ専用機では、大昔からあった処理です。ビットマップフォントを強引に拡大する処理ですね。処理自体は、ご覧のように簡単です。
今、これの用事が必要な時って、JIS24ドットの外字を作るときでしょうか(’’; あるいは、イラストをドット絵で描いて、スムージングしてみるのも面白いかも知れません。
その後、スムージング処理も独自に発達はしましたが、アウトラインフォントの登場により、その役目を完全に終えました。でも、アウトラインフォントのワープロでも、外字を作るとやっぱりスムージングだったんですよね。
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これは昔の東芝ルポのスムージングで、12.8ポイント(文字2を指定、32ドット・4号活字)や16ポイント(文字3を指定、40ドット・3号活字)なども独自処理でスムージングしていましたが、昔の富士通OASYSの24ドットでは、徹底的に文字全体の角を削って、丸っこくなっています。あと、縦横倍角時はスムージングしていません(ルポは縦横倍角でもスムージングです)。
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★「ワープロ明朝」のところから来られた方へ
あのワープロ明朝フォントは、
文字の大きさ 10.24pt、文字間 0.96pt(字送り 11.2pt) 行間 7.76pt(行送り 18pt)
級数ならば、文字の大きさ 14.45Q、文字間 1.35H(字送り 15.8H) 行間 10.95H(行送り 25.4H)
で組むと、当時のワープロ実機と同じ文字の大きさ、同じ体裁で印刷できます。
詳しい計算としては、ワープロ明朝は仮想ボディ枠256メッシュに対して、字面枠(文字をデザインしている枠)が240メッシュで作られています。なので、字面率が93.75%です。当時の180dpiのワープロ専用機では24ドットで9.6ptになりますので、9.6ptの文字を打とうと思ったら、9.6pt÷0.9375=10.24ptということになります。で、JISのフォントは字間を4ドット空けて字送り11.2ptでしたので、11.2ptから文字の大きさ10.24ptを引いた0.96ptが、指定すべき字間ということになります。で、行送りは18ptなので、そこから行間を計算と。
「いや、もっと当時の書類は行間が空いていたぞ?」というのなら、行間24ptかも知れませんので、24ptが好きならば、行間に6pt(8.5H)を足してください。
何を書いているか分からなければ、気にしなくてもいいです(^^;
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