2014年10月に書いた記事ですが、更新できないので書き直しておきます。
大倉中明朝体 |
昔、印刷所にいた時に「デジセット」という大倉の印画紙出力機で打てた文字です。ドットフォントなので、あまり大きな文字を打つとガタガタが見えました。写研機(確かモリサワ機も。モリサワ機は直接の担当ではなかったので、私が使うことはほとんど無かったのですが)から出力する時は文字の大きさを級数で指定しましたが、デジセットではポイントで指定しました。
で、この「大倉明朝」なのですが、検索をかけても出てきません。しかし、当時頻繁に見ました。なぜか? となると、おそらく「この文字で打てたワープロが存在したから」だろうと。で、気合いを入れて調べたところ、確証は持てませんが、どうもこの文字を搭載していたのはキャノワードらしい? あるいは、シャープ書院のWD-350Fあたり? というところまでは突き止めました。間違っているかも知れませんが。平仮名を見ることが出来れば確定しやすいのですが(~~; というわけで、ヤ●オクでジャンク機を落として確認しようとも考えましたが、「部屋の中に、骨董品の文字打つ機械を何台揃えたら気ぃ済むねんアホ」状態になってしまうのでやめておきます。しかし、きっと近い将来はレーザープリンタやドットインパクトなんかも部屋にありそうで怖いです。でも、こいつらは電気を食いますよね。
このように、言われなければ気にもかけないデザイン・書体も数多くあります。そんなデザインたちが、日常生活にさり気なく彩りを添えていたりします。やっぱり、デザインって使われてナンボですよね。
大倉中ゴシック体 |
大倉書体には、この他にも太・特太というウエイトがあるのですが、これらは中のウエイトとデザインが大きく異なり、何というか「小塚テイスト」な字形です。こんな書体もあったんだ…ということで。
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