2015年5月2日土曜日

0333_クラパカで吹き出しの文字を詰めてみる。

クラパカ(クラウドアルパカ)を使っていて思った、アンチックセザンヌは文字の間がパラパラと空いているように見える…(。。; というわけで、詰め組みしてみることに。



うん、良くなったんじゃないかな?(’’? 24ポイントで2ポイント詰めても漢字同士がくっつきませんよね。

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ちなみに、今から24年前に印刷会社で漫画の吹き出しを打つ仕事をしていたときは、基本の吹き出しの文字は、B4の原稿用紙に対して20Q(約14ポイント)の大きさで、行送り30歯(約21ポイント)で打っていました。行間に必ずルビ(読み仮名)が入りました(「総ルビ」と指示されていました)。ルビを入れない漫画だと、行送り28歯とかで組まれることもあるようですね。写研の漫画組版では詰め打ちしません。字間はベタ打ち(0)です。

これを縮小した場合、

B4(257×364ミリ):20Q(約14.17ポイント)
A4(210×297ミリ):16.3Q(約11.56ポイント)
B5(182×257ミリ):14.1Q(約10.00ポイント)
A5(148×210ミリ):11.5Q(約8.18ポイント)

といった感じの文字の大きさになります。

一般の本ですと、B5の本でインデザの初期設定である9ポイント(13Q)、A4の本や書類ではワープロの基本の大きさである10.5ポイント(15Q)がよく使われると思います。そのあたりが、レイアウトしやすく読みやすい文字の大きさということでしょうね。それは漫画であっても同じである、と。A5だと、7.5ポイントから8ポイントあたりでしょうか。小さい紙だと、ちょっと大きめの文字を使った方がいいかもしれません。文字が小さすぎると読みづらいです。漫画は最終的にコミックサイズにまで小さくなるので、それを考慮してちょっと大きめの文字を使っているのでしょう。

何にせよ、読むのは人間ですので、人が読みやすいように組むのが一番でしょうね。それは、漫画の組版とて同じです。

分からなければ、実際の漫画の文字の大きさを測ってみて参考にするのがいいでしょうね。

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「総ルビ」の仕事って、総ルビと指示するだけで、たいてい漢字の読み方を書いてくれません。えー、打つ側に任せるの?(~~? ってなもので、一般的な漢字ならともかく、固有名詞なんて書いてくれないと分かりません。「大塔宮」って何て読むねん? というわけで、「おおとうみや」って打って出したら案の定「だいとうのみや」って修正の赤が入るわけです。なら、最初から「だいとうのみや」って書いてくれよ…ってなもんですよね。

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