コラムニストで兵庫県知事候補だった勝谷誠彦さんと、スポンジボブの作者・スティーブン・ヒレンバーグさんが共に57歳で死去。勝谷さんは劇症肝炎。酒飲みのアル中の末路。吾妻ひでおさんの漫画「アル中病棟」を読んでも怖いと思います。
テレビを見ないので、あまり知らない人間のことをどうこう書いてもなぁ…と思いましたが、兵庫県知事選挙に出たので、生まれてこの方生粋の兵庫県民である私にも関係が出てきました。こいつと、もう一人品のない前加西市長のなんやいう男は絶対に知事にしたらあかん! この2人、とにかく口が悪くて人間性に疑問、マニフェスト読んでもうさんくさい、こんな人間が兵庫県のトップとかやめて、ということで投票に行きましたから。そうなると、もう消去法で5選の井戸さんしか選択肢がありません。困ったものであります。まぁ、井戸さんは外面はいいです。実際は知りませんが。でも、やっぱり5選は多い。兵庫県の知事は、貝原さんと井戸さんしか知らないという状態です。
勝谷さん、テレビなどのメディアだと、過激なことをしないと埋もれてしまいますから、目立ってなんぼの商売ですから、そんなキャラで行っていたのかも知れません。とはいえ、政治の世界に関わるとなると話は別です。我々に対して権力を持つわけですから。選挙も確かに人気投票ですが、タレントを担ぐとどうなるかは、うちらだと大阪の横山ノック知事とかで懲りていると思います。知名度だけで選ぶというのも怖いです。
テレビに出る人って、ストレスがものすごいのでしょうかね。自分の知らない人が自分を知っているという状態は怖いと思いますもん。知らないキチガイの人に絡まれるって恐怖ですよ。さらに、プライバシーもなくなるでしょうしで、落ち着けなくなります。
そうなると、ストレスのはけ口が必要になるのでしょう。で、それに酒を選んでしまったと。灘中・灘高に行っていたので、とても賢い人だとは思います。普通の人は、灘へは行けません。偏差値78というのは、1000人に3人の超秀才です。でも、灘から早稲田となると周りの目から見たら落ちこぼれになると。私から見たら、雲の上の世界のことなので、全くもってピンときませんが。同様に、灘中・灘高へ行きながら、ガリ勉することに疑問を感じて学生時代に悪さをした中島らもさんみたいな人も思い出しますか。賢すぎても、色々あるのかなーって。
で、酒飲みになると、最後どうなるかということが分かりやすく書いてあるのが、吾妻ひでおさんの「アル中病棟」という漫画です。「ななこSOS」などのロリータ漫画の人ですが、その後漫画を書けなくなって酒に溺れて…という内容です。「失踪日記」よりも、こっちの方が面白いです…という紹介をしてもいいものかどうか迷いますが、アル中は怖いということが分かりやすく説明されます。私は全くお酒を飲まないので、アル中になりようがないですが、お酒を飲む人にとっては「アル中は治りません、ぬか漬けのきゅうりが生のきゅうりに戻れないのと同じです」と言われたら顔面蒼白でしょう。
普通の人なら、こう言われたらやめますが、それでも飲まずにいられないから依存症なわけで。で、気がついたら体が壊れちゃっていると。お酒って怖いと思います。日本はお酒に寛容すぎます。