2020年3月1日日曜日

0301;学びの海を我往かむ。


そう、学校というものは「日中に通うもの」(全日制)だけではないのです。夜間などに通う定時制、そして書類のやり取りやネットなどを利用する通信制もあります。

色々な学び方があって良いと思います。時代に合わせて、教育も変化すべきでしょう。定時制の学校は減った感がありますが、その代わりに通信制の学校が増えた感じです。ウチの近くにも、通信制の高校ができました。

でも、まだまだ社会は通信制の学校に対して偏見を持っているでしょうか。通信制は全日制に通えなかった人間が行くものだ、とか。別に、それはそれでいいと思うのですが。転校するったって大変ですし。でも、人間突き放してしまえばそこで終わりですからね。セーフティーネットというものは絶対に必要ですし、「全日制は拘束時間が長くて無駄が多いから、通信制を最初から選ぶ」という考えも一つだと思います。今後、そういった考えが受け入れられるかどうかでしょうね。

皆が皆、全日制がベストではないでしょうからね。自分の過去の経験で言えば、中学校にほとんど来なかった子が灘高へ行って東大へ行きました。なので、その子にとってみれば「中学校なんて何の役にも立たない」と思ったわけですよね。逆に、高校で同じクラスの2年留年していた人が退学しました。ある日、突然学校に来なくなってそれっきりでした。その人に、プールの時間に「学校へ来て、面白い?」と尋ねられたことを覚えています。全日制の高校の退学率は200人に1人(0.5%)ですか、それでも退学する人もいるのです。

ただ、通信制は拘束されない分、自分できちんと計画を立てて勉強しなければいけません。それができるかどうか。N高校のホームページを見てみましたが、沖縄に本部があって、2016年創立と。でもスクーリング会場は全国にいくつかあり、うちらだと江坂か心斎橋だと。そこで、5日間は授業を受けなければいけないと。

通信制の高校が甲子園でプレーした例は2回あります。1例目は長野の地球環境高校、そして2例目は北海道のクラーク国際高校。地球環境の対戦相手は大阪の履正社(笑)で、「地球 vs 水星の対決か」とか当時ネットで騒がれましたが、マーキュリーは水星やないっちゅーねん、商業の神様や(--; なので、「スポーツに専念するために通信制」という選択肢もあるわけですよね。去年も、クラークは北北海道大会の決勝までは進んでいます。

通信制の高校で、何じゃこりゃ? と思うのは、校名の命名センスでしょうか。N高校?? ってなっちゃいます。いくら「PL学園高校」という名前に慣れているとはいえ。それは地球環境高校にも言えますか。でも、これまた同じ長野県の「飯田OIDE長姫(いいだオーアイディーイーおさひめ)高校」もたいがいですか。野球の長野大会でのスコアボードが「飯O長」だったり、校名プレートでOIDEの部分が4分の1角の大きさで詰めてあったりとか。

何はともあれ「学校というものに対して、どういった考えを持っているのか」なのでしょうな。高校に関して言えば、全日制の卒業率は非常に高く、退学者はほとんどいません。なので、現状では普通に通学できる人は通学するに越したことはありません。それでも、どれだけの人が満足をして高校に行けたかと言われると、それはまた別問題でしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿