2021年5月11日火曜日

0510; シャープ書院が現役のお店がある。

 

今でも、ワープロ専用機・シャープ書院が現役で使われている光景を見ることができるというのがもう奇跡に近いですな。 思わず「お大事になさってください」って言いたくなります。印字を見たら、すぐに書院と分かります。

最終期の書院の印字の見分け方は

(1)漢字が仮名よりも大きい
(2)明朝はモトヤ中明朝なのにゴシックは平成太ゴシック(平成ゴシック体W5)
(3)書院の明朝は平仮名の形にかなり特徴があり、「し」が一番分かりやすい
(4)明朝は縦組みするとかなり左右にブレる。横組みでも、何となく「これを縦で組んだらブレるよな」と分かる
(5)書院オリジナルのポップ書体を使っている
(6)太い明朝体が、中明朝をそのまま太らせたような字形(本来のモトヤの太明朝はデザインが細・中明朝とは全然違う)

など。ここのお店は全てに当てはまり、まごうことなき書院の印字です。

今ならPCで作ればいいのに…ってなもんですが、あえてワープロ専用機を使っているところにこだわりがあるのかどうか。でも、今でも使っているということは、それなりの理由があるのでしょう、きっと。

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